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インテリアコーディネートについてわかりやすく解説していきます。

インテリアコーディネートの比率について


>>https://ja.aliexpress.com/i/10000305264646.html

部屋の模様替えなどをする時、
おしゃれな部屋にしたいけど、よくわからない。
なんとなくやってみるけど、しっくりこない。
なんてことが多くあると思います。

インテリアの興味の有無やセンスに関わらず、おしゃれというものが嫌いな人はいないはずですし、
どうせやるならおしゃれの方がいいですよね。

というわけで今回は、インテリアに対する知識やセンスがなくても、手軽におしゃれに見えるコーディネートを作るために、知っておくべき比率についての話をしていきたいと思います。

 

インテリアの構成要素とは

インテリアコーディネートの構成要素とは、空間の広さを決める「スペース」、家具や雑貨、小物などの「アイテム」、空間を彩る「配色」の3つから構成されます。シンプルなモダンや北欧風などのコーディネートは、これらの要素の比率を変化させ、家具のデザイン性をスタイルの特徴に合わせることでできています。しかし、どのコーディネートにおいても、おしゃれに見える空間にはベースとなる比率が存在します。それが黄金比です。これに沿ってコーディネートをするだけで、誰でも簡単におしゃれな空間にすることができます。では、一つずつ見ていきましょう。

構成要素の黄金比

1.スペース

空間の広さというのは、「床面積」と「家具」の割合のことです。これらの適切とされる割合が「床面積」:「家具」=「7」:「3」となります。床面積に対して、家具の配置が多いと、乱雑で整っていない部屋の印象になります。反対に家具の配置が少ないと殺風景な印象になります。では、これを実際にコーディネートに落とし込んでいきましょう。

これは、私が無印良品のシュミレーターを使い、8畳の部屋に家具を適当に3割程度になるよう選んだものです。これを配置していきます。
いかがでしょうか?モノが多すぎない、すっきりとした印象を与える部屋にみえるかと思います。
今回は、何も気にせず、家具をただ配置していきましたが、実際にコーディネートを組む時には、この比率を頭に入れた状態で、自分のしたいスタイルに合わせていきます。その時に「7:3」をアイテムのディテールと相談しながら、「6.5:3.5」などに変化させると、自分らしく、おしゃれな部屋ができるようになります。

2.アイテム


>>https://pin.it/7im7n9R >>https://pin.it/3TDYtpq

アイテムの比率というのは、家具の見た目の「シンプル」:「ディテール」の割合のことです。家具や雑貨のうち装飾性が多く、複雑なつくりや見た目をしているものがディテールのあるアイテムといえます。ファッションでいうところのカジュアルにあたります。シンプルはフォーマル(ドレス)ですね。これの比率が「6:4」が良いとされています。

「6:4」を基準として特徴的なスタイルの例を出すと、モダンスタイルでは「7:3」、西海岸風では「5.5:4.5」ぐらいの割合となります。

<モダンスタイル>

>>https://www.pinterest.jp/pin/625226360764824126/
空間をシンプルにしたい場合は、直線的な家具で無機質な素材を取り入れることでシャープな印象を与えることができます。
このコーディネートでは家具全般が直線的な家具で揃えられており、3割のディテールの部分をインテリアグリーン、壁のウッド、複雑性の高いクッションで補っています。

<西海岸スタイル>

>>https://www.pinterest.jp/pin/625226360764233559/
ディテールを増やしたい場合には、曲線的で複雑性が高いアイテムを取り入れるとよいです。このコーディネートでは、メインの家具をシンプルにし、複雑性の高い雑貨やカーペット、椅子を用いてディテールを強く出しています。

また、簡単にディテールを増やす方法についてご紹介します。

ドライフラワー

>>https://www.pinterest.jp/pin/625226360767583574/ >>https://www.pinterest.jp/pin/625226360767583619/

ドライフラワーはディテールを増やしたい時に一番おすすめなアイテムです。観葉植物やドライフラワーなどのインテリアグリーンは、雰囲気を壊さずに複雑性を出せて、どのスタイルにも合わせられることが特徴です。その中でもドライフラワーは、観葉植物とは違い、手入れがほとんど必要ないため、取り入れやすいことが利点です。また、インテリアグリーンに合わせる、フラワーベースにも装飾的なものを取り入れると、よりディテール感を出すことができます。

3.配色

    
>>http://super-beaver.com/disco/361/
空間を構成する色彩は、「ベースカラー」、「メインカラー」、「アクセントカラー」の3つに分類されます。

1つ目の「ベースカラー」とは、主に壁や床、天井など空間の大部分を占める色のことをいいます。文字通り空間のベースとなる色のため、白やグレー、無垢材などの落ち着いた色となることがほとんどです。

2つ目の「メインカラー」とは、空間の主役になる色です。主に家具に使用する色となります。そのため、ここの配色には、個人の好みやコンセプトとなる色が反映されます。

3つ目の「アクセントカラー」とは、メインに対して相対的になるカラーのことをいいます。主役の色を引き立てる差し色になるため、メインの補色となるカラーが用いられやすいです。ソファに付随するクッションや雑貨、小物などに使用します。

そしてこの3色の比率が「7:2.5:0.5」となると一番バランスのいい配色になるとされています。

では、実際のコーディネートを例に見てみましょう。

>>https://mag.re-ism.co.jp/mono/mono034/

このコーディネートの場合は、
ベースカラーは、壁の「白」、床の「ナチュラルウッド」、メインカラーは、主役のソファ、ラグを彩る「シアン」、アクセントカラーは、クッションやフラワーベースの「黄色」、観葉植物の「グリーン」、照明の「ピンクゴールド」となります。
そして、比率は「6:3:1」整った印象となっています。

また、配色ではないですが、ウッドが多いインテリアの構成に対して、照明や小物等にシャープな印象を与えるメタリックな素材を使用し、素材でもメリハリをつけています。



終わりに
いかがだったでしょうか。これから新生活が始まったり、部屋の雰囲気を一新する人も多いと思います。模様替えをしていて、何となくしっくりこない、なんかダサいなんて思った時には、ちょっとした比率について見直してみると、いいコーディネートになるのではないでしょうか。

次回は、狭いアパートや自分の部屋を広くみせるには?という狭い部屋の活用術についてのお話をしていきたいと思います。

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